滝に始まり、滝に終わる
お客様より一足早く屋久島入りして回っているうちに、ふと響いた言葉。
そのうちなる声に従って、今回は2回、滝へお連れしました。
日頃のおつかれをダイナミックな水の流れで洗い流し、滝に向かって声を出してもらう。時には叫んでもらう。
こころの奥に秘められた思いが自然に出てきて、ツアーの目的が、それぞれ設定されていきます。
雨の中、屋久杉と苔の森では、みなさんと相談しながら、少し長めのコースを選び、日頃山登りをしない方も、よく歩いて頂きました。
雨、雨、雨の1日でした。
翌朝は、ガジュマルの森へ。
皆でボイスヒーリングしながら、朝の心地良い、静かな瞑想のような時間を過ごしました。
そして、モッチョム岳のふもとへ。
ここは、景観はそんなに際立つほどのものではないのですが。
このツアーでは、なくてはならない場所です。
みんなでボイスヒーリングしていくと、モッチョムさんの目には見えない光が降り注ぐような空気感に変わり、さながら豊穣を願うお祭りのような、自然を敬う儀式のような音の空間に変わっていきました。
ひとしきり続いた歌が終わっても、みんないつまでも岩の上から動こうとせず、ただただ、岩との一体感、モッチョムさんとの一体感の心地よさの中にいました。
ようやく移動して、
その後は海辺でお昼を食べて。
少し、のんびり。
そして再び、初日の最初に行った滝へ。
ひとりひとりのスペースを大事にしながら、それぞれ、滝に共鳴して声を出し、心ゆくまでそれぞれの時を過ごしてもらいました。
喜びの声が、共鳴していきました。
そして、みなさんが満足した頃合いで終了。どのお顔も(たぶん私も)、力が抜けて柔らかく、子供のようなお顔になっていました。
やったー。
滝に始まり、滝に終わりました。
このツアーは、みなさんとの共同作業でできるツアーです。
私は自分が作り上げたいものを、みなさんのおかげで、作ることができる。
みなさん、ありがとうございました。
お疲れさまでした。