今年に入って、北海道の動物の写真集を見ていました。
いろいろな動物たちが息づく冷たい空気の大地。
見ていると、気持ちがスーッと落ち着いてきます。
そして動物たちの中でも特に、フクロウの写真に惹かれていました。
北海道にはシマフクロウという、
なんともかっこいい、可愛いフクロウがいるとか。
会いたくなって調べてみたら、北海道の知床半島の小さな町、
羅臼で会えそうなことがわかりました。
そして羅臼町の写真を見ていると
今度は町から見える、"羅臼岳"に歌いたくなってきました。
ちょうどビジターセンターの裏に
スノーシューで歩いて
羅臼岳を眺められそうなコースがあります。
シマフクロウの息吹を感じること、
そして羅臼岳に向かって歌うことを目当てに
羅臼へ初上陸しました。
千歳空港から、プロペラ機に乗って中標津空港へ。
そこからバスで1時間半。屋久島を出て3日目に、羅臼町に到着しました。
町に入るなり、その空気感、すぐに好きになりました。
まずは羅臼神社にご挨拶
羅臼岳、美しい。
午前中は連日、ビジターセンターの裏のスノーシューコースを歩きました。
小一時間ほどで歩けます。
(スノーシューはビジターセンターで貸してくれます)
そして羅臼岳が見える所で歌いました。
あ、熊さん起きないように、抑えめに☺️
ちなみに3日目はこんな雪!
あいにくの天気でしたが、
気持ちよかったです🍀
2日目の夜には、その名も"鷲の宿"という、
町から車で5分位の宿へ、シマフクロウ観察に行きました。
鷲の宿では、目の前を流れる川に、
フクロウにストレスを与えない照明を夜間照らして
屋内からフクロウ観察できるようにしています。
日没と共に、窓越しに川を見ながらしばらくすると、
シマフクロウが音もなく川辺に降り立ちました。
魚をくわえて、立派な翼を広げ、そして飛び立ちました。
たぶん、2,3分のことだったけど
双眼鏡でハッキリ見えたシマフクロウは、
可愛く、かっこよく、美しかった。
シマフクロウ観察をした翌朝、晴れたので港の方へ散歩すると
向かいの林に黒い物体が。
わかるかな?
双眼鏡で覗いてみると、オオワシのようです。
かっこいい✨
美しい✨
今回の旅、猛禽類に惹かれてます☺️
午後は町中で唯一開いてた喫茶店、とおりゃんせで温まらせて頂き
常連さんの地元の漁師さんに、羅臼に集まる鳥や
熊猟の話を聞いたり
お店のママさんの温かさに惹かれて
連日通ってしまいました。
また期せずして、お知り合いが住んでいることもわかり、
一緒に楽しい時間を過ごすこともできました。
ありがたかったです✨
羅臼最終日、午後のバスに乗る前に
もう一度羅臼岳に歌いたくて、林の中に入り
小一時間ほど歌っていたら
歌いながら、周りの木々を呼び起こすように踊りたくなり、
そして急に
"レムリアの記憶が蘇る"
という言葉が、大地から浮かびあがってきました。
この場所もレムリアの一部だったのかしら?
とぼんやり思いながら
遠くに見える羅臼岳の頂上の真ん中から
いえ、正確には目を瞑っていたので
あくまでイメージの中で
羅臼岳の頂上から地下にぐんぐんぐんぐん
まっすぐな通路ができていって😮
あっという間に"地底都市テロス"に到達して
気づくと自分の周り、雪の広場が
テロスの神殿となり
温かく微笑むテロスの方たちが
目の前で出迎えてくれていました。
予想外のリアルな体感に感激しつつ
私のハートはどんどん癒されていっていました✨
ありがたい〜✨
その前々日、春分の日は気持ちが"落ちていて"
1日早めて帰ろうかとも思っていた位なのですが
この日、最終日になって、ここまで来て本当に良かった✨
と思いました。
歌い始めてあっという間に、2時間以上、たっていました。
帰りのバスの時間があるので、そろそろ、町に戻らなくては。
4日間、羅臼に滞在して
時間をかけて、大地に繋がっていっていたのだな〜と改めて思います。
春分の日の翌朝には、それまで考えもしなかったことを
考えながら目覚めました。
助けてくれていたにちがいなく
自分が本当に欲しいものを
いろいろな理由をつけて先延ばしにするのは
もうやめよう
限りある人生、
もしかしたら限りないものになるのかもだけど?
今からとりかかろう
そんな思いが沸々と湧き上がってきました。
旅ができたこと、ほんとにありがたかったです🙏
そして、旅から戻ると、ここ屋久島に、とりあえず今帰る場所があることにも
ありがたくなります。